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結婚指輪はダイヤ入りを選ぼう!似合うタイプとデメリットをプロが解説

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この記事では結婚指輪にダイヤ入りを選ぶ理由と似合うタイプ、デメリットと解決方法を解説します。

お客様から「結婚指輪はダイヤ入りがいいか、無しがいいかで悩みます」「私のタイプに似合うデザインはどうやって見極めたらいいのかを知りたいです。」と相談を受けます。

宝石鑑定士歴26年のプロが経験を元に書きます。

ダイヤ入り結婚指輪が正解な理由とタイプ別おススメはこれ!

ダイヤ入りの結婚指輪は毎日ときめく時間をプレゼントしてくれます。女性やはりキラキラするものを身に付けていると気分があがります。

気分があがることで家庭内も明るくなります。夫にとっても毎日を嬉しそうに過ごす女性と一緒にいたいものです。

ダイヤモンドが発する光は、光の種類によって変わります。1日のうちでも朝、昼、夜と輝きが違って見えます。

宇宙の恵みを毎日感じ続けられるのはとても素敵なことです。それだけで十分な価値があります。

ダイヤ入りの結婚指輪を選ぶときはタイプによって合うデザインを選ぶといいです。

実は、自分にぴったり合うものに出会うには、日常生活をどんなふうに過ごしているか?で選ぶのがいいです。

ジュエリーは「もの」を身にまとうのではなく「こうありたい」で着けるものだからです。

デザインをおおまかに分類すると1つ石の入ったもの、3つ入ったもの、ハーフエタニティ(手の甲の見える部分だけにダイヤがはいったもの)パヴェ(細かいダイヤが2.3列でぎっしりはいっているもの)に土台部分のバリエーションが加わり、デザインの種類は無限です。

選びがいがあるも魅力です。

小柄で活動的なタイプはダイヤ1つ入ったものがおススメ

 

小柄で活動的なタイプの人は1つ石入りのダイヤがおススメです。小柄な可愛さを最大限に演出してくれます。

最もシンプルですが、石の大きさによってイメージががらりと変わります。石の大きさは指の太さに合わせて選んでください。

リングのサイズが4や5号の人は0.2ctくらいのもの。6や7号の人は0.3ctのもの。8.9号の人は0.5ctがおススメです。

年齢を重ねていくうちにネックレスやイヤリングなどを購入するかもしれません。ダイヤは無色透明なので、追加するアイテムとも合わせやすいです。

結婚のときに購入したダイヤのリングがどんどんおしゃれにグレードアップしていくことも楽しみの1つです。

目立ちたくはないけどきらめきは欲しい方は5つのダイヤが入っているものががおススメ

目立ちたくはないけどきらめきが欲しい方はダイヤ5つ入りの結婚指輪がおススメです。

家の中で読書をしながらページをめくるたびに光るっているのがうれしくなります。

3つ入りのダイヤリングはらせん状になっているデザインがいいです。らせんに合わせてダイヤをセットするのは難しいので技術の高さが問われます。

過去・現在・未来の意味合いもあるので、日常生活を大切にすごそうという気持ちになります。

手先をよく動かす方にはハーフエタニティがおススメ

手を良く動かす人にはハーフエタニティがおススメです。裁縫や細かい作業が好きな方向けです。指の間にダイヤがあたると気になることがあります。

リングの半分にダイヤをあしらったデザインです。指同士があたってもぶつからない着けやすさがあります。

婚約指輪でダイヤの指輪をお持ちの方は、重ねて着ける、左右の手に分けて着けると新鮮な気持ちでいられます。

エレガントさを追求する人にはパヴェがおススメ

エレガントな雰囲気が大好き!という方には0.1ctくらいの小さなダイヤモンドを敷き詰めたパヴェがおススメです。

洋服もレースやフリルを使ったものが好きで髪もカールをしているタイプです。どの角度から光があたってもキラキラとして宝石の真骨頂を味わえます。

パヴェリングの結婚指輪はデザインに丸みがあって3列の配置が最もエレガントに見えます。

デメリットと解決方法をプロが徹底解説

ダイヤ入りの結婚指輪を検討するときに、デメリットとして考えられていることについて解説します。

ジュエリーは取り扱いの難しいものとして認識されることが多いですが、実は正しい知識があり、信頼できるお店から購入し、経年変化が少なく長く所有できるものとして扱えば、デメリットと思っていたこともすんなりと解決します。

石が外れた場合の対処法

ダイヤを留めている部分は貴金属なので、毎日着けていると摩耗してくるので石が外れる可能性はありますが、ある程度防ぐことも可能です。

時々、ダイヤを留めてある部分を手で触ってみてください。

ぐらついたり、傾いたりしたら留め具が緩んでいる可能性があるので、購入したお店で相談してください。

きちんとしたお店であればすぐに検査をしてくれます。

貴金属のキズが気になる人は定期的に磨きなおしをしてもらいましょう。その際に留め具は緩んでいないかの検査を合わせて依頼するといいです。

万が一、石が外れてしまった場合は、手元に石が残っていれば購入店で留めなおすことができます。

石が見つからない場合は、有料にはなりますが、同じものを探してもらって追加することができます。

実録・石が外れたお客様への対応例

実際に結婚指輪のダイヤが外れてしまったお客様への対応例を紹介します。

客

気がついたらダイヤが外れていました。どうしたらいいですか?

販売員
販売員

落ち着いてくださいね。落とした周辺は探しましたか?カーペットをころころする道具をくまなく当ててみてください。あと床(地面)に目線を合わせて懐中電灯などのライトを当ててみてください。

客

やってみたのですが、見つかりませんでした。

販売員
販売員

そうでしたか。それは悲しい気持ちになりますね。でもご安心ください。有料になりますが、当店で全く同じグレードの石を揃えて新品同様にしてお返しいたします。

 

ダイヤに汚れが付いた場合の対処法

ダイヤは表面に油や汚れがつきやすいです。特に手で表面を触るとすぐに輝きが曇りますが、家庭で簡単に輝きを取り戻すことができます。

台所用洗剤少量をボールにいれて、50度くらいのお湯を注ぎます。その中に指輪を揺らします。ブラシなどの道具は不要です。

10回くらい揺らしたらシンクに流さないように注意しながら、蛇口からお湯を流しながらすすぎます。

繊維のけば立たないタオルかキッチンペーパーで押さえつけない、こすらないようにして水けをとります。

こうすることで表面の油は簡単に落とすことができます。

サイズ直しができないデザインへの対処法

エタニティ―というリング全周にダイヤが入っているデザインは、指にぴったりと合わせてつくるのでオーダーメードである場合がほとんどです。

サイズを変えると円周が変わってダイヤが外れやすくなるので、サイズ直しはできません。

結婚指輪がきつくなってしまった場合、サイズ1つ分くらい(ちょっと外しづらい程度)でしたら内側を軽く削って対応できます。

逆に緩くなった場合は内側に指輪と同じ貴金属を足すことで緩みを解消することができます。

もしもサイズがかなり変わってしまった場合は、思い切って作り直しもおススメします。

結婚当初から好みやライフスタイルが変わっているかもしれません。結婚指輪のダイヤと貴金属(下取りまたは溶かして再利用)はそのまま使えます。

がらりとデザインを変えることも楽しいです。

実録・サイズがきつくなったお客様への対応例

客

最近、結婚指輪がきつくなってきて。これはサイズ直しできますか?

販売員
販売員

まず、リングと指の両方のサイズを測ってみましょう。(測ってみて)2サイズ違っていますのでかなりきつくなっていますね。もしよろしかったらご結婚当初から15年たっていますし、奥様の好みも変わったので、リフォームを検討しませんか?

客

それもいいですね。どのように進めたらいいですか?

販売員
販売員

デザイン画をいくつか用意しますので、細かいことは実際にキャスト(洋服の型紙みたいなもの)ができてからきめていきましょう。ダイヤと貴金属の部分はそのまま使いますのでご安心ください。

客

1つの結婚指輪もダイヤがはいっているとリフォームも楽しみですね!

TPOによっては着けられないときの対処法

TPOによって着けられないときは潔くはずしてしまうのもありです。とっさに外したときは紛失しないように気を着けましょう。

またはくるりと回してダイヤ部分を内側にむけると目立ちにくくなります。

ダイヤがある分値段が高くなることへの対処法

ダイヤが入ると当然その分値段に反映します。一生使うものを購入するときは「毎日着けてワクワクするのはどれだろう?」という視点を持ってください。

購入の値段自体は本当に満足したものを着けていると忘れてしまいます。それよりも日々の気持ちの高まりを重視して選ぶことで後悔しない購入体験になります。

またダイヤは捨てることがありません。将来的にリフォームする可能性も、次の世代に受け継ぐ可能性もゼロではありません。

長く使えば使うほど減価償却の値が低くなり、結果お得になります。

結婚指輪にダイヤ入りがいい理由がわかり、デメリットも対処法がわかれば怖くない!

結婚指輪にダイヤありをおススメするのは、ダイヤの光がときめく毎日を作ってくれるからです。

タイプ別には

  • 小柄で活動的なタイプには1つ石のものがおすすめ
  • 目立ちたくはないけどきらめきが欲しいタイプはダイヤ5個入りがおすすめ
  • 手先をよく動かす方はハーフエタニティがおすすめ
  • エレガントさを追求する人にはパヴェがおすすめ

です。

デメリットとして考えられていることは下記ですが、それぞれ対処法を知っておけば対応できます。

  • 石がはずれることがある
  • ダイヤに汚れが付くことがある
  • サイズ直しができないデザインがある
  • TPOによってつけられない場合がある
  • ダイヤがある分値段が高くなる

ダイヤあり結婚指輪選びの参考にしてください。

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